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夏見台幼稚園 食育、英語、異年齢保育など 千葉県船橋市にある幼稚園です。

腸から健康を考えるVICE&PRODUCTS

5.私自身の話

 
 
 下の写真は私の小学2年のものです。中央が私。肥満児でした。周りの子どもとの体格の差が明確です。ここで私自身の話をさせてください。

 

 父は若いころ相撲部屋から誘いが来たくらい肥っていました。大食い・早食いでした。お調子者だった私は、たくさん食べるとほめられるとばかりに、子どものころから大食い・早食いでした。

 

 インスタントラーメンを食べている小学校高学年頃の写真です。あの頃の主食でした。今の私と違ってとても肥えています。

 しかしやせる努力は続けました。学校で「デブ!デブ!」と軽くいじめられたことがきっかけでした。晩ごはんはリンゴしか食べない。なわとびをとびまくる。でも食欲は落ちない。やせない。なぜだろう?私は苦しみ続けました。

 特に大学時代は大変でした。アルコールが入り理性が飛ぶと大食いが始まります。翌朝深く後悔して断食する。過食と拒食のくり返し。ひどい便秘にも苦しみました。

 私は食欲との戦いを人生における最大テーマの一つと位置づけ、なんとか、30代なかばに意志の力で食欲を屈服させました。

 しかしそんな苦しまなくても、今はやせなかった原因がわかります。そう、腸内環境です。

 実は私は、ごく小さな頃からよく風邪をひきました。幼稚園の出席カードはある時期から休みだらけ。高熱がひどく、扁桃腺とアデノイドの切除までしました。中耳炎もやっています。

 つまり抗生物質をたくさん飲んでいました。腸内環境の土台作りという大切な時期に、抗生物質で腸内細菌を殺しまくっていたのです。だからアレルギー体質でした。アトピー性皮膚炎は20歳くらいまで続き、治ったと思ったら25歳から花粉症。これは現在まで続いています(2018年8月時点で私は52歳。もう25年以上です)。

 こうなるとあとは喘息しかないわけです。アレルギー・マーチ。私はなんとしても体質を改善したいと、ずっと考え続けてきました。そんな時に、腸内細菌についての本に出会ったのです。

 2003年にヒトDNAの解析が終わりました。その総数21000個。ミジンコの31000個にはるかに劣る数です。しかしながら、体内の腸内細菌のDNA総数は、なんと440万個もあることがわかりました。この腸内細菌が、私たちの健康管理を担っているのです。

 あらかじめ結論からいうと、

①食物繊維(雑穀・海藻・キノコ・緑黄野菜・マメ)をたくさんとる
②食物繊維は腸内細菌のエサとなる
③その際、短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)という代謝物が出る
④この短鎖脂肪酸が血液中をめぐり、私たちの健康に役立っている


ということになります。



以下に続きます。

 はじめに

 1.血糖値スパイク

 2.白砂糖の害

 3.ペットボトルか?水筒か?

 4.慢性炎症の時代

 5.私自身の話

 6.腸のバリア機能

 7.日本の長寿村・短命村の食事

 8.「食の主体性」とは?

 9.コオロギはなぜ自殺するのか?

10.我々は操られているのか?

11.腸内細菌と脳の関係

12.あなたのチワワにエサを!

13.園での取り組み

おわりに

 


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