Q&A / 園長コラム

子育てにも、大人にも役立つ
心理学の視点

子どもとの関わり方だけでなく、コミュニケーションや心の整え方など、保護者の方ご自身の生活にも役立ちそうな心理学の話題をまとめました。

Q「頭の中のひとりごと」をコントロールする方法は?

A気分が落ち込んでいるとき、頭の中では悪いつぶやきが暴走しがちです。マザー・テレサの「孤独と怠惰」という言葉のように、視野が狭くなっているときほど悲観的になります。自分の名前を呼びかけながら、まるで友人にアドバイスするように自分自身に語りかけることで、視野を広げることができるとされています。

出典:35号

Q「本当の笑顔」とは?表情と健康の関係は?

A口角が上がるだけでなく目じりにしわが寄る「デュシーヌ・スマイル(本当の笑顔)」は、心の幸せだけでなく心臓の健康にも良いという研究があります。反対に「作り笑い」は「怒りの表情」と同様に心臓に負担をかけることがわかっています。

出典:37号

Qコミュニケーションのすれ違いを防ぐには?

A神経言語プログラミング(NLP)の考え方によれば、人には「視覚型」「聴覚型」「体感型」という情報の受け取り方の傾向(チャンネル)があります。相手のチャンネルに気づかずコミュニケーションを取ろうとすると、すれ違いが起こります。相手に合わせて伝え方を工夫することで、誤解を防げます。

出典:39号

Q子どもの感情に、どう寄り添えばいい?

A子育て本の古典『子どもの話にどんな返事をしてますか?』では、子どもが興奮しているとき、まず「なぜ?」と問い詰めず、感情をそのまま鏡のように映し返す「感情のミラーリング」が有効だとされています。まず共感し、落ち着いてから状況を確認するという順序が、子どもの心を育てます。

出典:42号

Q子どもとの信頼関係を築く、シンプルな言葉とは?

A教育評論家・尾木ママの経験によれば、「どうしたの?」「たいへんね」「ごくろうさま!」というシンプルな傾聴の言葉が、子どもとの信頼関係を築く土台になります。頭ごなしに叱るのではなく、まず話を聞く姿勢が、子どもの心を開かせます。

出典:61号

Q子どもの「悪」とどう向き合えばいい?

A河合隼雄の著書『子どもと悪』では、盗みや嘘、暴力性といった子どもの問題行動の背景に、自立や成長にまつわる心理的な意味があると論じられています。「よい子」であることばかりを追い求めると、かえって大きな問題を招くこともあり、子どもの持つ攻撃性を遊びを通して昇華させることの大切さが語られています。

出典:63号

Q感情労働の時代を、子どもたちにどう備えさせる?

A肉体労働・知識労働に続き、21世紀は感情のコントロールが求められる「感情労働」の時代といわれています。当園では、けんかの場面などで保育者が子どもの気持ちを代弁し、感情を言語化する手助けをすることで、将来この感情労働の時代を生きるための土台を育てています。

出典:86号
このコーナーについて
夏見台幼稚園・保育園が2015年頃より配信してきたニュースレター(現在100号以上)の中から、 テーマ別に再構成してお届けしています。文中の研究・書籍の引用は、園主・鳥居徹也および 名誉園長・南部愛子が実際の保育の中で参考にしてきたものです。

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