Q&A / 教育方針を知る

幼児教育の歴史と
思想的背景を知る

日本の幼稚園がどのように始まったのか、早期教育をめぐる議論、幼児教育の思想的な背景について、よくいただくご質問にお答えします。

Q日本の幼稚園はどうやって始まった?

A1837年にドイツでフレーベルが創設した「幼稚園」は、明治政府の岩倉使節団を通じて日本に伝わりました。ただし視察の手違いから、本来の小規模な幼稚園ではなく、大規模施設をモデルにしてしまったため、「定員150名・ピアノを使った一斉保育」という日本独自の幼稚園文化が生まれました。

出典:24号91号

Q早期教育の効果については、どんな議論がある?

A早期教育用の映像教材を1日1時間以上視聴した子どもの脳に器質的な影響が見られたという研究がある一方、影響は限定的とする調査もあり、意見は分かれています。当園としては、スマホやテレビなどのメディア視聴は控えめにし、実際の遊びを大切にする立場を取っています。

出典:29号

Q「予祝」という考え方と幼児教育の関係は?

A日本の正月の挨拶「あけましておめでとう」には、未来の豊作をあらかじめ祝う「予祝」の思想が現れています。フレーベルの幼児教育思想の根底にもスピリチュアリズムの影響があり、結果を先取りして不安にとらわれず「今、ここ」に集中する生き方は、幼児教育が目指す主体性の育みにも通じます。

出典:50号
このコーナーについて
夏見台幼稚園・保育園が2015年頃より配信してきたニュースレター(現在100号以上)の中から、 テーマ別に再構成してお届けしています。文中の研究・書籍の引用は、園主・鳥居徹也および 名誉園長・南部愛子が実際の保育の中で参考にしてきたものです。

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