平成19年の4月、千葉県の船橋市に、新しい幼児教育の施設が生まれました。
小児科クリニック併設の夏見台幼稚園(併設:夏見台保育
園)です。
運営母体は「学校法人三橋学園」。
小児科クリニックの名前は「トレポンテ」といいますが、
これはイタリア語で「3つ(トレ)の橋(ポンテ)」、つまり「三橋」ということです。

鳥居理事長はコンピュータ専門学校である
「学校法人三橋学園 船橋情報ビジネス専門学校」の校長を
平成19年3月まで兼務。
その鳥居理事長に聞きました。

鳥居勝一プロフィール
1936年、東京生まれ。
学習院大学法学部、慶応義塾大学大学院修了。
特許事務所職員、短期大学講師、予備校講師を経て学校法人三橋学園へ。
同学園の船橋情報ビジネス専門学校を設立より手がけ、
現在、同学園理事長。

専門学校においては、学生たちの自立を促し、
「若者をハッピーに!」を合い言葉に、
同校の全クラスにおいて「法学」「ビジネス社会学」などの授業を担当していた。

■ なぜ、クリニック併設の施設を考えたのですか?


今までの保育園は朝高熱が出るとこどもを預かってくれない。
昼間熱が出ると引取りに来いと言われます。
これでは親は安心して働けません。
そこで、朝熱があっても普通の病気なら預かります、
昼間熱が出ても、お医者さんが診て大丈夫だと思えば預かってあげます。
これなら親も安心して子育てできるだろうし
働くこともできるだろうということで考えました。
幸い、私のそうした考えに賛同してくれた小児科の女医さんが現われまして
「では朝の7時30分から診療を開始しましょう」と協力してくれています。
そうすれば仕事を休まずに済むので、働く女性は安心できると思います。

■ 広い駐車スペースがあるそうですが?


私は、小さなこどもが満員電車や
満員のバスに揺られているのはかわいそうだと思っていました。
それからよく見かける風景で、
朝、お母さんが出かける前にこどもを自転車の前と後ろに乗せて
雨が降っても走り回っている姿を見ると気の毒に思えるのですね。
そこで車にこどもを乗せたままこの園に来て
こどもと車を置いたまま会社に行って下さい、と思ったのです。
幸い目の前にJR船橋駅へのバス停(トレポンテこどもクリニック前)もあります。
船橋駅まではバスで15〜20分くらいです。

■ どのようにこどもたちを育てて生きたいですか?


運動能力とコミュニケーション能力の2つが重要であると思います。
運動能力については、広い園庭と大きな体育館を建てて
こどもを伸び伸びと遊ばせようと思っています。
この専用体育館を初めて見た人は、みなびっくりしますね。

 「これが幼児の施設ですか?」

とね。
小学校の体育館レベルの設備が整っています。
それぐらい贅沢に作ってあります。
フットサル、バスケット、バレーボール、器械体操、登り棒…

また広い園庭にはアスレチックも作ってあります。
日常的に運動神経を鍛えてくれればと思います。

今のこどもはかわいそうです。
暴れる場所がない、走り回れる場所がない。
家で騒げば、マンションの住人から苦情を言われる。
私がこどもの頃は家で騒げば「外へ行け!」と言われた。
だけど今のこどもは道で遊ぶと交通事故に遭う。
公園に行くと幼児誘拐の危険がある。
結局、今のこどもたちは遊ぶ場所がないんです。
運動能力を鍛える場所がない。
その意味で、私は体育を非常に重く見ています。
私は人間の子も動物の子を一緒のところがあると思っています。
動物の子は、自分の手と足と頭で獲物が獲れなければ
生きていけません。
人間の子も一緒です。
自分の手と足と頭でエサを獲れるような、
そういう機敏なこどもを育てたいと思うのです。

夏見台幼稚園&保育園には体育の専任スタッフがいます。
本園独自のオリジナルカリキュラムを開発していきます。

食育も大事です。
これから大きく育っていくこどもに何が必要か。
その発達段階に応じて必要な栄養素を
どのような食材で、どのような料理で摂取するか、食べるか。
これも非常に力を入れています。
幸い、食育の方も専門の調理師がおりますし
こどもの身体にやさしい食事を提供します。

■ 食育についてもう少し教えてください?


夏見台幼稚園&夏見台保育園の2階には親子が一緒に料理ができる
クッキング設備を作りました。
高い台と低い台を作って。
親子で一緒に料理を作って、楽しく料理を食べて
家族愛というものをそこで育ててもらいたいなと思います。
お父さんにも参加してもらって、
こどもに必要な栄養を取れるレシピは当然こちらが用意しますので
そのレシピ通りに料理を作って
一家団欒を兼ねてですね、親子で楽しんでほしいと考えています。