H22.6.21(月)宮崎県立延岡商業高等学校

ややタイトなスケジュールで
終了後、延岡商業高校へ。
車中にておにぎりを食べつつ会場入りしました。



講演は盛り上がり、1日目は終了です。
そのまま高千穂へ移動しました。
明日は高千穂高校です。
テレビ宮崎(フジテレビ系列)の「のびよ!みやざきっ子」
の取材が入ります。

ところで講演後のアンケート用紙に
次のような質問がありました。

「楽観性の大切さはわかりましたが悲観性もまた
 大切なのではないでしょうか?」


私は次のように回答しました。
(この宮崎県のキャラバンでは、質問に対し必ず回答を書き郵送しています)

【以下回答】
そのとおりです。
日本人は悲観性が強い人が多いので講演では楽観性を強調しましたが
悲観性にも利点があります。
慎重に行動するときには悲観的な視点がプラスに働きます。
その上で意志の力で楽観的になること。
これがベストです。

1つ補足しましょう。
マーティン・セリグマンの書籍(『世界で1つだけの幸せ』)からの引用です。
ピッツバーグ大学の心理学者の研究です。
人間は良い考えと悪い考えをどのくらいの比率で思うものなのか調べたグラフです。
記憶とか夢とか説明内容などから割り出しました。
すると次のようになりました。


うつ傾向の人(悲観的)は、
悪い考えと良い考えの比率が半々で、
そうでない人(楽観的)は良い考えが悪い考えのおよそ2倍でした。

「悲観性か楽観性か?」という二者択一の問題ではなく、
人間は両者を併せ持つものです。
大切なことはその配分です。
つまり悪い考えの2倍いいことを思えばいいのです。
悪い考えばかり思っているな、と気づいたら切り替える。
ところでここに「脳天気」を当てはめると次のようになると思います。


悲観性がないというのも困りものです。
要はバランスということでしょう。

戻る